☆一番星☆
「ママ、これプレゼントだよ」




そう言って目の前に差し出されたのは、蒼太と優華が描いたあたしの似顔絵。


何より嬉しいプレゼントだった。




「ママ、きょうもしゅんにいちゃんとおふろにはいってもいい?」


「舜兄ちゃんがいいって言ってくれたらいいよ」


「蒼太も優華も一緒に入るか?」


「「うん!!」」




何度も入っているとはいえ、ここ一ヵ月は舜がここへ来ることがなかったから、どうなるかと思っていたけれど、以前と変わってなくてほんとに良かった。




三人がお風呂に入ったあと、あたしが入って、その間に舜が子供達を寝かせてくれた。




床に座って洗濯物を畳んでいると、舜が後ろから抱き締めてきた。




「舜?」


「ずっと、……こうしたかった」




そう言って顔を首筋に埋めるから、舜の温かい息がかかるたびに、くすぐったくて身を捩ってしまう。
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