♥魅惑の恋♥
【先輩~泣いても無駄ですよ♥
 私、人が泣いても可哀想だなんておもわないから】

悔しい!!こんな子の一言でなくなんて、

朱雀のことこんなにダイスキだなんて

鈴ちゃんに言われて初めて気づいた。

私、朱雀が好き、だからはっきりいわなきゃ!!

『鈴ちゃん、私、朱雀が好きなのかもしれない。だって
 
 朱雀が鈴ちゃんに告白された時、すごい胸が痛かった

 それで、私、・・・嫌な奴って思われるかもしれないけど、

 鈴ちゃんが朱雀に振られてホッとした。なぜかしんないけど

 安心したの。それに、私は朱雀に告白なんかしてない、
 
 告白したのは、朱雀よっ!だから私は噂なんかしてない!!』

やっと言えた。きっと鈴ちゃんびっくりしてるだろうなぁ~

【そんなぁ!そんな訳ない!先輩、これ以上嘘つくのは
 やめてくださいよ】

『嘘なんかいってない!』

『私、うそなんか1つもいってない』

【あ~ら、そう?でも、こっちには、証人がいるのよ!

 スザク先輩がね】

 鈴ちゃんが笑ってる、私、負けたんだ・・・

 確かに、私も勝った。でも、あっちには証人がいる

【どうしたの??残念ねぇ~涼宮先輩♥】

『残念なのはお前だろ?』

 えっ?誰?この声、聞いたことのあるような、

 優しくて、心に響くような甘い声・・・

   
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