ヘタレ王子とヤンキー姫
そこにたって樺音と話しているのは、後ろの方で見ていた男たちだった。
「気にしないで。あっ縄ほどいてついでに携帯とってくれると嬉しい。」
男たちは、恵美と春樹に近づくと、縄をほどいた。
樺音が恵美に携帯を渡す。
「大丈夫か?」
「なめてんの?」
樺音は笑っていた。
それを見て恵美も笑いだす。
その時、一人の男が叫んだ。
「桃山!!後ろ!!」
いつの間にか起き上がっていた豊が、ナイフをもって迫っていた。
とても避けきれる状況じゃないと判断した樺音は、受け止めようとした。
その時、樺音の前に誰かが立ちはだかった。
「まだ懲りねぇみてぇだな。言ったはずだぜ?おとなしくしてないと殺すって」
「樺音!!」
樺音が声に振り替えると、由衣が立っていた。
「なんでお前がここに?」
「お兄ちゃんヤンキーなの。私がDV受けてるとき助けてくれたの。それで豊がまた現れて、樺音は俺が殺すから、仲直りはできないって言ったときお兄ちゃんに相談して、二人で探してたの。それでなんとなくここにきたら、あの人がたってて。」
由衣が指差した方を見ると、颯太が顔を出した。
「気にしないで。あっ縄ほどいてついでに携帯とってくれると嬉しい。」
男たちは、恵美と春樹に近づくと、縄をほどいた。
樺音が恵美に携帯を渡す。
「大丈夫か?」
「なめてんの?」
樺音は笑っていた。
それを見て恵美も笑いだす。
その時、一人の男が叫んだ。
「桃山!!後ろ!!」
いつの間にか起き上がっていた豊が、ナイフをもって迫っていた。
とても避けきれる状況じゃないと判断した樺音は、受け止めようとした。
その時、樺音の前に誰かが立ちはだかった。
「まだ懲りねぇみてぇだな。言ったはずだぜ?おとなしくしてないと殺すって」
「樺音!!」
樺音が声に振り替えると、由衣が立っていた。
「なんでお前がここに?」
「お兄ちゃんヤンキーなの。私がDV受けてるとき助けてくれたの。それで豊がまた現れて、樺音は俺が殺すから、仲直りはできないって言ったときお兄ちゃんに相談して、二人で探してたの。それでなんとなくここにきたら、あの人がたってて。」
由衣が指差した方を見ると、颯太が顔を出した。