先輩の恋人[先輩の妹:番外編]
「先生、次どっち?」
「ん……」
先生が何となく行く方向に体を支え歩きながら向かった。
先生は、たぶん俺が生徒だって気づいていないだろう。
学校では一度も話したことがないし。
それに先生は今酔っているようだし。
先生は…確か今年きたばかりで、保健室の先生をしている。
年も若くて生徒も喜んでいた。
俺としては、見た目は柔らかだけどクールで大人な人だという印象だった。
そのイメージからは今の先生は想像できないだろう。
俺も少し…いや、かなり驚いている。