先輩の恋人[先輩の妹:番外編]


「鍵、どこ?」


「…ん」


先生の家らしきアパートに着くと階段を2つ上がって最初のドアの前で先生は止まった。


先生は俺の言葉を一度もまともに返さない。


酔っていて俺の声は聞こえないんだろうか。



「…鍵、どこにあるの?」


もう一度聞いたが反応はなく、ぐったり俺の肩に寄りかかった。


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