先輩の恋人[先輩の妹:番外編]


顔をのぞきこむと閉じた瞳の下には涙がまだ流れていた。


そっと触れて拭うとそれ以上は流れてこなくて、少し安心する。


先生の寝顔は学校で見るより、うんと幼く見えた。


あんな状況にいた先生を思うと心配でたまらなかったが、起きた時に俺が居てもおかしいだろうと思い置き手紙を残しそっと鍵を手にした。




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