先輩の恋人[先輩の妹:番外編]
片腕で支え先生のコートのポケットに手を入れると簡単に鍵が見つかった。
―――ガチャッ
鍵を開けて中に入ると先生は倒れ込むように俺に全体重をあずけてきた。
「ちょ、先生!」
こんな状態も初めてでドコを支え抱えたらいいのか判断できず、かなり焦った俺は素早く抱き抱えてベットに投げるように横にした。
体が密着している間のザワザワした感覚に罪悪感が増した。
「なんか……ごめんなさい」
ボソッと呟くと先生が寝息を立てて寝ていることに気づいた。
乱れた衣服を隠すようにそっとふとんをかけた。