先輩の恋人[先輩の妹:番外編]





――…



放課後。

私を待っていたのは結局いつも通りの日常だった。

特にそれらしい生徒が現れなければ、話を耳にすることもない。


…本当にあの日私を助けたのは生徒だったのか?

とも考えるようになっていた。


少し、不安が解消されたような気がして気持ちが軽くなっていた。


保健室から見えるグラウンドには部活の様子がよく見える。



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