先輩の恋人[先輩の妹:番外編]



ドアを荒々しく開けて彼は入ってきた。


走ってきたようで、肩は息するたび上下に動いている。






「!?………川瀬?」


驚いて入り口を凝視している本田先生をよそに、川瀬君はずんずんと入ってきて本田先生がやっと見つけ出した紙袋をスッと取って私に駆け寄ってきた。




「せんせ……大丈夫?」



私の背中に手を回し、紙袋を口につけると、彼は私にそう言ってきた。








私はその声に確信する

――――――彼だ。



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