先輩の恋人[先輩の妹:番外編]
「…先生、大丈夫?」
「あぁ…うん。大丈夫よ。ごめんね、ありがとう」
目を合わせずに答えながら、力を入れ直して立ち上がる。
自然に川瀬くんの手も離れた。
でも、彼からの視線はそのままだ。
本田先生も私を心配そうに見ていた。
「鈴村先せ…「―――あ!本田先生、体育倉庫の鍵が開かないんだ。開けてくれない?」」
「え?」
いきなりの川瀬くんの発言に場の空気が一気に変わる。
「いや…でも、」
私を見て本田先生がそれに躊躇った。