泣き虫姫にそっとkissを…


「俺、奈緒ちゃんに惚れちゃったかも…」



桐谷先輩は大きな瞳で私を見つめるとゆっくり手を伸ばしギュッと抱き締めた。


「ちょっ///き、桐谷先輩?」


「奈緒ちゃんの答え聞かせて……」



ちょっと低めの声で甘く囁く。


答えって言われても…。

胸が苦しいくらいにドキドキMAXなのに考えられないよ…。


何も言わない私をそっと離すと桐谷先輩は私と目線を合わせて笑顔をみせた。



「やっぱり今すぐじゃなくていいや♪俺ら出会ったばかりだしね…」


「そ、そうですよ…まだお互い知らないことばっかだし」


「じゃあこれから俺の事たくさん知ってね♪俺も奈緒ちゃんの事たくさん知るから♪」



そう言うと桐谷先輩は私の頭を撫でて優しく微笑んだ。




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