夏恋~小さくて素敵な恋~
晴「ねぇ、一緒に帰ろうよ。」
晴美ちゃんが笑顔で言った。
そうだった…もう帰る時間だもんね。
授業サボっちゃったんだもん。
「いいよ♪奈留、荷物取りに行こ。」
呑気な里美。
サボったことに抵抗がないらしい。
「ねぇ、晴美ちゃん。さっきの授業で先生何か言ってた…?」
恐る恐る晴美ちゃんに聞く。
お咎めが何もありませんように!!!
すると、晴美ちゃんはニコッと奈々ちゃんの方を見た。
ん?なんだろう…
「いやぁ、サボった授業の教科がダメだったねぇ。」
そういって笑う奈々ちゃん。
なになに!?どういうことなの???
「奈留は気にしすぎ…「里美は黙ってて!!!」
もう本当にこの人は!!!
呑気すぎにもほどがある。
必死に教科を思い出す。
なんだっけ…社会?理科?数学?
…いや、違う。