夏恋~小さくて素敵な恋~



電話できるスペースに来たのは良いものの…。



「もう時間的に無理か。」



夜中の時間に電話をかけようとしていたなんて。



少し疲れているのかもしれない。



とりあえず、メールを送ることにした。



「送信っと。」--ピリリリリッ!



送信した瞬間、着信音が鳴る。


「わっ!びっくりした。」



画面を見ると、里美の文字。


は、はやい…。


「もしもし?」

[もしもし、奈留!?やっと繋がった~!]



息が切れている。



そんなに慌てていたのだろうか?


「まだ起きてたの?」

[当たり前でしょ!で、お姉さんは大丈夫なの?]

「うん。お姉ちゃんも赤ちゃんも無事だよ。」

[そっかぁ、よかった~。予定日より早いと思って心配だったよ~。でも、無事なんだね!]

「うん。まだ、保育器から出れないけど、落ち着いたら顔見に来て。」

[もちろん行く!今日は大変だったね、まだゆっくりできないかもだけど、ちゃんと休むんだよ!]

「はーい、お母さん(笑)」

[もー!じゃあ、また連絡するから。]

「うん。本当にありがとね。また。」


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