ありのままの、あなたが欲しい。
最初に見た、長くて緩いウェーブの髪の大人っぽい人が彼女だと思ってたら…

次に会った子はミディアムヘアの可愛らしい女の子で、そして今日はこのギャル!


そのたびに声が漏れ聞こえてくるこっちの身にもなりなさいよ!!



しかもタイプも全然別だし…

誰でもいいわけ!?この節操なし!!



…いや、今はそんなことどうでもいい。


とにかく今日こそは注意してやらなきゃ気が済まない!



「ショージさん!!」



そう叫ぶと、二人は驚いたように目を丸くして私の方を振り返った。


怒鳴り散らすのも大人気ないし、冷静に、冷静に……


そう思って笑顔を貼り付け、なるべく穏便に言ったつもりだったのだけれど。


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