ありのままの、あなたが欲しい。
「息子の愛斗です。ほら、お兄ちゃんに挨拶は?」


「こんにちはー」



藤咲さんに言われてペコッと頭を下げるマナトくんに、自然と俺も笑みが零れる。



「こんにちは、マナトくん。マナトくんはいくつ?」


「5さい!」


「そっかー、ちゃんと挨拶できて偉いな」



頭を撫でてやると、照れたように笑って肩をすくめてみせる。


…なんだ、このカワイさは!?

今胸がキュンってなったぞ?



「やー…可愛いっすね」


「ショージさん、子供お好きですか?」


「好きですよ、いつも子供みたいなの相手にしてるから」


「“子供みたいなの”…?」


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