ありのままの、あなたが欲しい。
藤咲さんは不思議そうな顔をして首をかしげるが、とりあえず話が長くなったら悪いと思い…



「…や、なんでもないです。
分かんないことあったら何でも聞いてください」


と言って話を切り上げた。



「ありがとうございます。なるべく迷惑はかけないようにしますので」


「ばいばーい」



にこりと微笑んで会釈をする藤咲さんとマナトくんに手を振ると、二人は帰っていった。



< 28 / 395 >

この作品をシェア

pagetop