ありのままの、あなたが欲しい。
「ありがとうね、マナ。秋もきっと喜んでるよ」


「えへへ〜♪」


嬉しそうに笑う愛斗の頭を撫でて、お線香を供え二人で手を合わせた。





そこから私達の姿は見える?


愛斗はこんなに大きくなったよ。


優しくて、素直な子に育ってくれてるよ。




──ねぇ、秋…


あなたがいてくれたら


私達の未来は
どうなっていたのかな…?







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