聖石学園~意地悪で腹黒のナイト様~
 帰り道……。

 流石に人目があるから手を繋いだりとかはしなかったけど、黒斗が唐突に――。

「キスしたい」

 なんて言ったりするもんだからあたしの心臓はまた高鳴った。


 しかも、そうして赤くなったあたしに――。

「やっぱ友可愛い」

 なんて言うし……。


 仕舞いには――。

「友って抱きしめるといい匂いするよな? ずっと抱きしめてずっと嗅いでいてぇ……」



 …………身が持ちません。


 何この糖度急上昇の黒斗!?

 てかいきなり変わりすぎ!!


 ……あたし、これからずっと黒斗の側にいて、自分保っていられるかなぁ……。



 そんな不安を募らせながらも、あたし達は寮に帰ってきた。


「えっと、じゃあ夕食のときまたね?」

 そう言って自分の部屋のドアを開けようとしたとき、そのまま背後から抱きしめられた。

「っ!!」


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