聖石学園~意地悪で腹黒のナイト様~

幕間 黒斗

 海から戻って一度抱いたら、二人で大浴場の温泉に入ってきてそのまま一階のレストランに夕食を食べに行った。

 そして売店でお土産とかを買って部屋に戻ると、俺はまた堪らなくなって友を押し倒した。


「黒斗!?」

「悪ぃ、友が欲しい……」

 驚く友をキスで黙らせて、服を脱がせていく。


 欲望のままに乱暴にしたらまた泣いてしまうから、ゆっくり、優しく……。


 それでも本性のサドっ気は現れてしまって、友をいじめてしまった。

 でも友は、そんな俺も好きだからと言って受け入れてくれる。

 だから、俺は友に甘えて思う存分いじめてしまうんだ……。



 何度抱いただろう?

 多分、三度目くらいだと思う。


 果てると、友は「もう無理」と呟いて気を失うように眠ってしまった。

 正直俺はまだいけたけど、流石に寝てる友を抱くわけにはいかないから諦めた。



 代わりに、抱き寄せて友の柔らかな髪を撫でる。

 その髪に、その肌に触れてるだけでも幸せを感じる。




 みっともないトコ見せてしまっても、逆にそういう所すら好きだと言ってくれる友。


 可愛過ぎて……。

 愛し過ぎて……。

 おかしくなってしまいそうだ。



 こんなんだから、他の男にキスされてる所見ただけであんな風に無理矢理抱こうとしてしまう。


 友がちゃんと抵抗してたのを見ていたのに。

 嫌がってたの、分かっていたのに……。


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