聖石学園~意地悪で腹黒のナイト様~
「あ、そうだ。由理香ちゃんこれからヒマ? 用事とかない?」

 皆の所へ戻る途中、あることを思いついて由理香ちゃんにそう聞いた。

「え? ううん、買い物に出て来ただけでもう帰るところだったけど……」

「じゃあさ、一緒に遊びに行かない?」

「え?」

 思わず何かを企んでいる表情であたしは提案した。


「皆でって理由があるなら一緒に遊び易いでしょ? 拓馬と」

「っ!」

 途端にさっきみたく頬を朱に染める由理香ちゃん。


 やっぱり可愛い。


「ちゃっかり二人っきりになったりして親密度上げなよ」

 今度は応援するように微笑んで由理香ちゃんの背中を軽く叩いた。

「う、うん。頑張ってみる」


 そうして皆の元に戻ったあたし達は、由理香ちゃんも交えて遊ぶことを提案する。

 皆特に反論する理由もないため、それはすぐにOKってことに決まった。


 ただ、そうなると尚更どこで遊ぶかが問題になる。



 結局、迷いに迷っていつものゲーセンに行くことになった。


「これじゃあいつもの学校帰りと変わりねぇじゃん」

「ま、いいんじゃねぇの?」

 高志と弘樹がそんな会話をして、皆で笑い合った。


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