愛・地獄変 [父娘の哀情物語り]
「違うわよ、お父さん。
合唱部の合宿なの。
一週間の予定でね、みっちり練習してくるのよ。
今度の大会ではね、みんなで力を合わせて優勝を目指すの。」
目を輝かせて言いますです、はい。
それはそれは、美しい顔でございます。
「ほぉ、ほぉ。
一週間もかい?長いねえ、それは。」
「何言ってるの!初めは、十日間の計画だったのよ。
でもね、学校側の許可が下りなくてね。
仕方なく、一週間に縮めたの。」
「うん?学校でやるわけじゃないのかい?
確か去年は、学校だったと思うんだがね。」
「だからね、それではだめなの!
集中できないのよ。
父兄がね、差し入れだなんだって、毎日誰かの所から来るのよ。
お母さんも来たでしょ?
それで結果は、入賞はできたけれどもさ。
でも今年は、最後だしね。
絶対に、優勝したいのよ。
それでね、全国大会に出るのよ。
良いでしょ、参加しても。
もう参加するって、届けは出してあるの。
ねっ、ねっ、お父さんってば。」
あ、あ、あゝ・・。
甘美な囁きでございます。
わたくしの耳元で、妙子が囁くのでございます。
甘い吐息が、わたくしの頬にかかるのでございます。
妙子の甘い香が、わたくしを包むのでございます。
だめです、だめでございます。
これ以上は、わたくしの理性も持ちませんです。
合唱部の合宿なの。
一週間の予定でね、みっちり練習してくるのよ。
今度の大会ではね、みんなで力を合わせて優勝を目指すの。」
目を輝かせて言いますです、はい。
それはそれは、美しい顔でございます。
「ほぉ、ほぉ。
一週間もかい?長いねえ、それは。」
「何言ってるの!初めは、十日間の計画だったのよ。
でもね、学校側の許可が下りなくてね。
仕方なく、一週間に縮めたの。」
「うん?学校でやるわけじゃないのかい?
確か去年は、学校だったと思うんだがね。」
「だからね、それではだめなの!
集中できないのよ。
父兄がね、差し入れだなんだって、毎日誰かの所から来るのよ。
お母さんも来たでしょ?
それで結果は、入賞はできたけれどもさ。
でも今年は、最後だしね。
絶対に、優勝したいのよ。
それでね、全国大会に出るのよ。
良いでしょ、参加しても。
もう参加するって、届けは出してあるの。
ねっ、ねっ、お父さんってば。」
あ、あ、あゝ・・。
甘美な囁きでございます。
わたくしの耳元で、妙子が囁くのでございます。
甘い吐息が、わたくしの頬にかかるのでございます。
妙子の甘い香が、わたくしを包むのでございます。
だめです、だめでございます。
これ以上は、わたくしの理性も持ちませんです。