ヒーロー・ズ・ストーリー
「この液体を大量に被るのさ。まぁ通常は2〜3リットル被ればいいんだ。」
そして男は落ちた黒い不気味な液体を、すくいあげるようにして体にかけはじめた。
「被ると一時的に魔法が使えるようになる。お前も被れ」
「ま、魔法?」
「詳しいことは後で話す。いいからやれ」
一刻も早く全てを知りたい俺は急ぐように黒い液体を体にかけた。
ッ!!
やっぱり氷のように冷たい。
そして大分体にかけおわった頃、
「よし、終わったようだな。行くぞ」