ヒーロー・ズ・ストーリー


どこに行くのかも分からなかったが、質問するのは後にした。



「我、愚かなる者なり。故に魔なる物を操る。我を運べ!同胞よ!デビルモース!」



その途端、突然どこからともなく全身真っ黒な巨大な黒い生き物が飛んできた。



「あれに乗って行くのだよ」



呆然とする俺。



「さぁ乗れ、急ぐのだ。魔法は少しの時間しか使えぬのだからな」



さっきから驚いたり戸惑ったりしてばっかだ、俺。



有り得ねぇだろ、こんなこと。



まぁいきなりこんなところに連れて来られて受けいられる方がおかしいけどな。




とりあえず俺はその男の言われるがままそれに乗った。




< 46 / 51 >

この作品をシェア

pagetop