天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅣ
この日を境に、逸男は小夜に早朝の電話をする事はなくなった。

朝、待ち合わせする事もなくなった。

逸男が龍太郎と殴りあい、彼の拳から何を感じ取ったのかは分からない。

しかし。

「やあ龍太郎!今朝もいい朝だなぁおい!」

翌日から、逸男は龍太郎に付き纏っている。

「うるせぇな!おめぇ小夜に気があるんじゃなかったのかよ!」

「横恋慕するほど野暮じゃないさ!それに互いの拳で語り合った仲だろうっ?」

「うっせぇ!俺はただの鉄拳制裁を…」

「君の拳はこう、俺のハートにグッ!と来たぞぉ!時にはああして、熱い魂の語らいを繰り広げようじゃないか!漢なら君も分かるだろうっ?」

「わからんっ!鬱陶しいから肩組むな!」

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