俺のこと、好きなくせに
高校生らしい、健全で、ほのぼのとした付き合いだった。
俺はチャリ通学、瞳はバス通学だったんだけど、途中の停留所で待ち合わせして一緒に登校したり、学校帰りにはあちこち寄り道したり、休みの日には映画館や遊園地に行ったりして。
恋人達にとって最大のイベントでもあるクリスマスも一緒に過ごした。
といっても、ファミレスで食事してプレゼント交換したくらいだけど。
その帰り道。
人気の無い、小さな公園のあずまやで、二人、初めてのキスをした。
そんなんでも、充分幸せだった。
まだガキの俺達には相応しい愛の育み方だと思った。
時間はたくさんあるのだからと。
俺達の未来はこれからもずっとずっと続いていくのだからと。
……だけど……。
もう少し、急げば良かったのかもしれない。
二人、水入らずで愛を確かめ合う時間を、もっと作っていれば……。
夢のように楽しい時間は、あまりにもあっけなく、過ぎ去ってしまったのだった。
俺はチャリ通学、瞳はバス通学だったんだけど、途中の停留所で待ち合わせして一緒に登校したり、学校帰りにはあちこち寄り道したり、休みの日には映画館や遊園地に行ったりして。
恋人達にとって最大のイベントでもあるクリスマスも一緒に過ごした。
といっても、ファミレスで食事してプレゼント交換したくらいだけど。
その帰り道。
人気の無い、小さな公園のあずまやで、二人、初めてのキスをした。
そんなんでも、充分幸せだった。
まだガキの俺達には相応しい愛の育み方だと思った。
時間はたくさんあるのだからと。
俺達の未来はこれからもずっとずっと続いていくのだからと。
……だけど……。
もう少し、急げば良かったのかもしれない。
二人、水入らずで愛を確かめ合う時間を、もっと作っていれば……。
夢のように楽しい時間は、あまりにもあっけなく、過ぎ去ってしまったのだった。