恋色カフェ
反論しようと口を開きかけた時、何となく喉に残った熱さに違和感を覚えた。
「ねえ、今渡してくれた飲み物って……」
「ああ。俺のジンバックっすよ」
大きなグラスに、半分程あった液体。ほとんど一気に飲み干してから、しまった、と後悔したところで今更。
……何でもいいなんて、思わなければ良かった。
グラスの底に置き去りにされた氷を口に含みたい衝動にかられたが、それはさすがに止めておいた。
「高宮さん、新しいの頼んで下さい。俺、高宮さんのもらいますから」
氷融けかけてるし、と付け足してから、勝沼君は私のファジーネーブルを手に取って、喉に流し込んでいる。