恋色カフェ
慰労会はそろそろ終盤に差し掛かろうとしていた。
周りを見回すと、みんなそれなりに酔いが回っている様子。
私はと言えば、勝沼君が他のスタッフに連れていかれる度に間が持たず、ついお酒を口にしてしまっていたから、確実に飲み過ぎている。
ちょっと、頭がフラフラするかも。帰り、一人で大丈夫だろうか。
「ね、高宮さん。これ美味しいから飲んでみて」
勝沼君もどうやら結構キテるようだ。トロンと、目が潤んでいる。
私は、これ以上飲むのはまずいな、と思いながらも断れず、勝沼君に勧められるまま、可愛いピンク色のお酒に口をつけた。
「あ、グレープフルーツ?」
「うん」
勝沼君、何だかワンコみたい。そう思ったら自然に頬が緩んだ。