恋色カフェ
「状況?」
「そうです。それと、高宮さんの状況も」
相変わらず、彗は勝沼の肩に凭れて小さな寝息を立てている。
「お前の言ってる意味がわからない」
「……と言うことは、やっぱり事情を聞いてないんすね、高宮さんから」
何で鼻で笑うんだよ。
奥歯を強く噛みしめそうになって、森谷は一度息を吐き出した。冷静に、冷静に、と心の中で何度も言い聞かせる。
「今、この店の中で高宮さんと話してるのは、俺だけっす」
「……は?」
「みんなから陰口叩かれて、シカトされてるんすよ、高宮さん」