恋色カフェ
「……大丈夫か?」
そんなの。大丈夫な訳、ない。
誰のせいだと思っているの。
「…………めて」
「何?」
「……こ、んなの、止めて下さい」
喉が締め付けられて、うまく言葉が出てこない。
「……遊びの対象に、しようとしているなら、やめて下さい」
言いながら、視界が滲んでいく。
こんなこと、言いたくなかった……。
「……本気だと言ったら?」
「──────え?」
「正解は、高宮さんのすぐ右側。少し窪んでいるところを押し上げると、鍵穴が出てくる。
俺が持っている特殊な鍵がなければ、表からも内側からも開かない。
あくまで非常用だからね」