恋色カフェ


勝沼君は言葉を選んでいるのか、しばらく黙っていた。お互い沈黙したまま、妙な空気の中、ただ融けかけたジェラートを口に運ぶ。

彼はジェラートのコーンを半分まで食べ終わったところで、ようやく口を開いた。



「……探ったんすよ」


投げ捨てたような、荒っぽい口調と同じく、下半分のコーンが勝沼君の口の中にぞんざいに放り込まれる。


「探った、って……」

「あいつが、彗さんのことをどう思っているのか」


心臓が、嫌な音を、立てた。



「ちゃんと意味は通じてたと思う。それなのに、万由さんに食事行こうって言われて、頷いたんすよ、あいつは」


どういうことか、わかりますよね


駄目押しされた言葉は、痛んだ心臓に突き刺さった。


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