俺様王子にご注意を

情けない奴だな...俺って。

玲奈...ごめんな。
ごめんな─...

「和也っっ!和也っっ!」

「え...あっあああ??」

「ほら、テーブル拭いてよ。」

さっきの玲奈とはまるで別人で笑顔だった。いつもの玲奈だった。

「ほらー、はやくっ!」

「あっああ...。」

でもやっぱり目が赤くて...。どこか無理をしているようだった。

「ほら、テーブル拭いたならこれ運んで!って...和也?!制服のままじゃんっ!?汚しちゃうからはやくお風呂入ってきなよっ!」

「...っぷ。」

つい笑ってしまった。

「なっなにー!?」

「だってよー...玲奈母さんみたいなんだもん。ぷっ...ぶははーっ...。」

「なっなにそれー!」

玲奈は俺を冷たく睨んできた。

「ぷっ...はははっ...。」

「もーう...。」

玲奈も怒りながらも笑っていた。

よかった。玲奈が笑ってくれて...。
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