俺様王子にご注意を
「なにか.....あったの??」
玲奈はすぐ心配そうな目で俺を見る。そんなにいつも俺は情けないのか....。
「いや...別に.....。」
「そっか。」
「「.....。」」
早く言え!マネージャーのこと...。なんで言えねーんだよ...。俺のばかやろうっ!
「和也...。」
「ふぁっふぁい??」
「ぷっ...なにそれっ...。」
玲奈は吹き出した。
「いっいきなり声かけてくるからだよ...。」
「ごめんごめん。で、なんでそんなにこっちみたり下見たりしてるの??」
「えっ.....。」俺.....そんなことしてたのか...??
「あっ...えーと...。」
今しかないっっ!
「何...?」
玲奈が少しイライラしているのがわかった。
ますますいいにくい...。でもいましかないっ!
「玲奈さ...弓道部のマネージャーにならねえ??」
「...は??」
「ひっ久しぶりの命令だっ!弓道部のマネージャーになれ!っていうように顧問に頼まれたんだよっ!」
「はあー...。和也ばか?だからー、弓道部のマネージャーになりたい女の子いーっぱいいるの。でも和也がいるからはいれないの。わかる?」
「こっ顧問が言ってるし...大丈夫なんだっ!頼むよ...。」
「.....分かった。」
「...え??」
「だ・か・ら!分かったって言ってあげてるのっ!でも条件があります...。」
「何...?」
玲奈のくせに条件なんて...