俺様王子にご注意を

「和也.....?」

「ありがとな。」

「へ?あ、うん。」

そうして待ち合わせの駅前まで行き
誠達と合流した。

「和也遅かったなあ...早くしてくれねえとイルカショー終わっちゃうじゃねーかよ。」

「あっああ.....。」

玲奈と笹野は俺達より少し先を歩いている。

「なあ.....和也。」

「何?」

「お前って.....玲奈ちゃんと一緒に暮らしてたよな?」

「ああ.....そうだけど?」

誠はなんとなく信用できるから友達ではこいつだけに言っていた。

「だったらさー.....1日中一緒ってわけだよなー.....。」

何こいつニヤニヤしてるんだよ.....。

「だったらなに?別にお前が考えてるよーなこと俺達してねーから。」

「つまんねーな。ま、いいや。実はさ。俺さー...今日恵美ちゃんにコクっちゃおうかなーって考えてるの。」

「まっまぢで!?」

誠は思ったら行動が素早いからなー.....。

「うん、ぜってーこくるっ!」

「んで、また女泣かすのか。」

誠は中学の頃から女癖が悪くて
誠に泣かされた女は数え切れないほどいる。誠と仲が良かったからって俺も女癖悪いってよく勘違いされるほどだったし.....。
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