俺様王子にご注意を

「はあぁー?どこにそんな証拠が
あんだ「こーれっ。」

男に俺はペアリングを見せた。

「最初から確認しとけよなー。」

俺は玲奈を抱き寄せ歩き出した。
だがその足に激痛がはしる。

「玲奈ちゃんもお前が嫌だから俺のとこに
来たんじゃねえのー?」

男はクスクス笑う。
肝心の玲奈は爆睡...。

「ばーか。玲奈は俺がいるから来たんだ。
玲奈は俺のこと好きで好きで大好きで
たまんねえんだよ。」

「...何様だよ、てめえ!」

「そっちこそ何様だ!」

男は目を細めて俺を睨んだ。

「もう玲奈に関わんな。ばーか。」

俺はそのまま男を蹴って玲奈と
タクシーに乗り込んだ。

< 329 / 331 >

この作品をシェア

pagetop