プレイボーイとのラブバトル?

私はそのまま必死に走り出した。

「てんめえ!」

後ろから声がして足音が聞こえる。

「こっち行くぞっ!」

「ひゃっ!」

私は、急に曲がらせられて頭を
おされてしゃがまされた。

怖くて私は、目をギュッと閉じた。

「...よし、行ったな。」

優しい声がしてゆっくり目を
あけるとそこには颯真くんがいた。

「涼夜っ!?何で?」

「颯真から...美鈴が1人で帰ったって
聞いて...急いで探して...見つけた。」

「なんで...?別に私が1人で帰ったって
問題ないじゃんっ!」

「ばっかだなあ。今は、危ねえんだよ!
あいつらが美鈴を探してここら辺
ちょろついているんだよっ!」

そんなの全然知らなかった。

「何?美鈴、颯真から聞いてねえの?」

「うっ...うん。」

「はあっ.....。」

涼夜は大きなため息を吐いた。

「ごっごめんなさい。」

「美鈴は、悪くねえだろ。あの野郎。
アニキとかいいながら俺のこと
つきまとっといて...。美鈴に
ちゃんと言わねえでどうすんだよっ!
ぜってえしばいてやる。」

涼夜は手をグーにして息を
かけている。

「そっそれは、ちゃんと聞かなかった
私も悪いから怒らないであげて?
颯真くんずっと私に何か
言おうとしていたし.....。」

「...美鈴がそういうならいいけど...。
颯真も美鈴につきまといやがって...。」

「何?颯真くんは萌華ちゃんでしょ?」

「ぷっ...美鈴って相変わらず
鈍いなー。」

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