プレイボーイとのラブバトル?
「だって俺、すんげえ美鈴のこと
傷つけただろ?」
まあ、そうですけど.....。
「でも...誠司が楽しくて幸せなら
それで...いいんだよ。」
もう後悔なんてないよ。
「...今更言っても信じて
もらえねえって分かっている。
けど...1つだけ言わせてください。」
え.....?
「俺、まだ今でも美鈴の事
すっげえ愛してる。」
.....?
「好きだ。好きだっ。好きなんだ。
すっげえ好きなんだ。美鈴のこと。」
頭の中が真っ白になった。
神様─。これは何かの間違いでしょうか?
目の前にいる人は...
ずっとずっと隣にいてほしいと
願った人です。
それだけならまだしも...
私は、今なんて言われたのでしょうか?
この人を...信じていいのでしょうか?
「...美鈴、いきなりごめん。」
「えっ!?あ...うん。えっとー...
そのー.....。」
私は混乱何も言えなかった。
「今更...遅いって分かっているんだ。
俺は...美鈴と別れた今もずっと
毎日美鈴のことを考えていた。
忘れられなかった。美鈴のこと。」
「何よ...。それ─。」
私...忘れられていたわけじゃ
なかったんだ─。
「最低なことしたから...美鈴には
許してもらえるわけねえって思ってる。
でも...これだけ。最後に言わせてください。
俺の心はずっと美鈴のものでしたって。
出会った時から美鈴から
目が離せませんでしたって。」
「っっー.....。」
シーツに私の大粒の涙が零れ落ちる。
まるで雨のよう─。
「今まで...ごめんな。」
誠司は保健室から出て行こうとした。