初恋は夢の中
先生と別れた私は、一人足早に家に帰る。


さすがに、不慣れな土地では心細い…


かろうじて月灯かりが、不安定な足許を照らしてくれる…


10分も掛からない道のりが、遠く長く感じる…


その時背後から、カサッという音が聞こえた…

息を潜め、立ち止まり周りを確認する…

何も聞こえない…

気のせいか…


また私は、歩みを進めるとまた、微かに足音が聞こえた。


私は、泣きそうになった…


また…?
またですか?
今度は、私に何の用ですか?

誰に?と言うことでもなく、私は話し掛けた。

しかし振るえる足は、思う様に進めなかった…



先生ぃ…。

助けてぇ…


祈る思いで、先生…と言ったハズが声にならなかった…。



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