初恋は夢の中
私達は見つめ合ったまま、何も話せずにいた…



リーン…

鈴の音色が、私達の終わりの時間を告げる。

元の来た道のりを、手を繋ぎながら、無言で歩き続けた…


その時の二人は、何を思い前に進んで歩いたのだろうか…




私達は、来た道に辿り着く。


いつしか、繋いでいた手は握手に変わり、互いに『さよなら…』と言って、どちらともなく離す…



そして私達は、振り返るコトも無く別々の人生(みち)を、選び歩み出した…





何故…?
もっと早く、巡り逢わなかったのか…
何故…?
私達は、別れなくてはいけないのか…
何故…?
このまま二人で、逃げなかったのか…
何故…?


今思えば、不思議な夢物語…

運命なら、また巡り逢える…
運命なら、また必ず結ばれる…



私達は、あの日…
運命の相手じゃないと…
そう確信した。

だから、さよならのキスをした…



互いを、守るために…


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