好きになんかなるハズ無い!!
暑い夏の日には心地よい爽やかな風が、洋夢の暗めの茶髪と私の赤茶の髪を左右に揺らす。


李子はもうちょい明るい茶髪でもOKとか言ってたけど、私は洋夢位の濃さが丁度いいなって思う。


「ごめんな美名。動物園とかの方がもっといっぱい動物いたのにさ」


ワラワラ群がる小型犬を1匹1匹抱き上げながら、洋夢が言った。


い、犬にまでモテてやがるよこの人………


「いいって!!私こういう所初めてだけど、いいものだねーーー♪」


私は近くにいたポメラニアンを呼び寄せた。


チョコチョコ走り寄って来る姿が、もうラブリー!!
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