好きになんかなるハズ無い!!
「ねぇねぇ洋夢、このポメラニアンアンタに似てない?」


「ハッ?似てるか?」


「似てるよーー!ソックリだわ!!」


チュッと、抱きしめていたポメラニアンちゃんにキスをした。


先程までの気マズイ雰囲気は、もう跡形も無い。


私の顔は犬に囲まれた嬉しさで、ゆるみまくっていた。


「あ、洋夢のワンちゃんもカワイイねぇ♪」


洋夢が抱えてるダルメシアンを撫でるけど、洋夢は固まってて動かない。


心なしかホッペが赤くなってる様な気がした。


「……洋夢?なんで固まってるの?」


下から洋夢の顔を覗き込む。
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