好きになんかなるハズ無い!!
不思議に思ってると、ヒョイと持ち上げられて机の上に乗っけられる。


目線が洋夢よりちょっとだけ高くなって、洋夢を見下げる感じになった。


「美名………本当はもっと後で聞こうと思ってたんだけど………」


スッと頬に片手を添えられ、体が反応。


「な、何よ……」


声が微妙に震え、洋夢の少し左隣を見ながら答えた。


多分…もしかしなくても、洋夢は“あの”返事を聞きたいんだ。


だから……私をここまで連れて来た。


「お前…………オレの事、どう思ってんの?」


………私の予感は、見事的中した。


「どうって…」
< 258 / 328 >

この作品をシェア

pagetop