Tokyo Midnight
ぼんやりと考えているとエレベータが50階に到着し扉が開いた。

その扉の前には他の扉はなく、たった1つだけある扉。

児嶋さんはポケットから鍵を出すとその扉に差し込んでまわした。

「入れよ」

私はどうにも逆らうことができずに、ふらふらとその扉の中に足を踏み入れた。

児嶋さんは私のあとから入ってくると、突然私の体を抱き上げる。

「えっ」

児嶋さんは力なく暴れる私を抱き上げたまま一番奥の部屋のドアを開けて中に入る。

「うわ」

そして真ん中にあった大きなベットの上に私を放り投げた。

ふかふかのスプリングのおかげで痛くはなかったけど、私は慌てて体を起こし児嶋さんを見上げる。

「・・・続き、したいだろ」

児嶋さんはメガネをはずし、サイドテーブルにそれを置くとゆっくりと私の上に覆いかぶさってくる。
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