貴方の愛に捕らわれて
真っ赤になってフラつく私を、片腕に軽々と抱き上げる。
まるで子供のように抱き上げられて、スッゴい恥ずかしい。
だって龍二さんや智也さんが、目を丸くして私達を見つめているんだもん。
恥ずかくて猛さんの肩に顔をうずめれば、大きな手が優しく髪を梳く。
「香織、部屋に案内する」
大好きな低音ボイスが耳をくすぐり、連れて行かれたのは、今朝までずっとお世話になっていた寝室の隣の部屋。
案内されたその部屋は、明らかに他の部屋と違っていた。
猛さんの部屋は、全体的に黒をベースとしたモノトーンで統一され、如何にも大人な感じのお部屋。
リビングやダイニングもそう。
なのに、私の部屋だといって案内された部屋は、アイボリーとピンクの可愛らしい色使いで、如何にも女の子らしい部屋。