貴方の愛に捕らわれて
猛 side
香織に一緒に暮らす事を承諾させ、香織の為に用意した部屋へ連れて行く。
この部屋は、実は随分前から用意してあった。
一度は逃がしてしまった俺の小鳥……
再び見つけて捕まえたあの日、俺は二度と逃がす事のないよう、すぐにこの部屋を用意した。
ただ、どうやって一緒に暮らす事を了承させるか。それが問題だった。
思案する俺に、絶好のチャンスは程なく訪れた。
ホテルで高熱を出し意識を失った香織。見つけた時は、胸が潰れる思いだった。
ただ、意識を失い俺の腕に抱かれる香織を見て、マンションに連れて来るには絶好の機会だとも思った。
看病という名目で香織を此処に連れて来た。
この時点で俺は、もう香織がなんと言おうが、此処から出す気などなかった。