貴方の愛に捕らわれて
『カードもお金も必要ないです』
「何故だ」
私を見つめる目が細められ、ギラリと光る。
その鋭い視線に一瞬呼吸が止まった。
どんなに些細な事でも話せと言った猛さん。
ギラリと光る目は、私に全て吐き出せと迫っていた。
『そんな大金、必要ありませんし、お小遣いが必要になったら、またバイトしますから』
高校生に10万円のお小遣いだなんて、猛さんは一体何を考えているのだろう。
「そんな大金ってどういう事だ?今までの小遣いと変わらないだろ?
それに言っただろ。お前の母親がしてきた事は、俺がするって」
何故か私のお小遣いが月10万円だと勘違いしている猛さん。
どうしてそんな勘違いを?