貴方の愛に捕らわれて
「欲しい物は、このカードを使って買えばいい。
カードが使えない場合もあるから、取りあえず現金も10万円入れておいた。
これはお前の小遣いだから、自由に使え。
基本的に支払いはカードだから、あまり現金を使う事はないと思うが、足りない時は、その都度言ってくれ」
そう言って私の前にずいと押し出されたお財布とカード。
………意味が分からない。
完全に思考停止状態で固まっていると
「今度は何を考えてる?」
両頬に手を添え、上を向かされる。
視線の先には、鋭い目で私のことを注意深く見つめる猛さんがいた。
その目は、私に考えていること全て話せと言っていて、私は自分の気持ちを正直に話した。