貴方の愛に捕らわれて
『あの、用意させるって?』
「ああ。智也に飯の用意をさせる。それがどうかしたのか?
もしかして、今朝の飯は口に合わなかったか?
何時もの店から持って来させたんだが、他の店にしてもいいぞ」
『………。』
サラッと何でも無いことのように告げられた内容に唖然とする。
今朝の豪華なご飯を、誰が用意をしたのか気にはなっていたが、智也さんが運んでくれていたとは。
私なんかの為に色々としてもらって、申し訳ない気持ちで一杯になる。
しかも何時もの店ってことは、毎晩連れて行ってもらってるお店のことなんだろう。
けど、あのお店ってデリバリーなんてしていたんだろうか。
それに、あんなに夜遅くまでやっているお店が、朝から営業したりするんだろうか。