貴方の愛に捕らわれて
「おはよう。気分はどうだ?」
少しかすれた低音にそろりと視線を上げれば、とろけるような甘い眼差しで微笑む猛さんと目が合う……
『――ひぃッ』
「………おい、どういうつもりだ」
猛さんと迎えた初めての朝は
私の引きつった悲鳴で始まった。
悲鳴をあげた瞬間、甘ったるい空気が一瞬で凍りつく。
眉間に縦皺を刻んだ鬼降臨……
だ、だ、だ、だってびっくりしたんだもん。
猛さんは、何故か昨晩は着ていた筈のパジャマの上着を身につけておらず、上半身が裸だった。
夢うつつの私が、気持ちがいいと頬をスリ寄せていたのは、猛さんの裸の胸で