貴方の愛に捕らわれて

猛さんと一緒に暮らすようになって2週間が過ぎた。



あの日から私の世界は一変した。






風邪が治って初めて登校する日の朝、目が覚めた私はパニックに陥った。




傍らに温もりを感じて、無意識に手を伸ばす。



鼻を擽る、微かな香り。



それは温もりと共に安心感を与えてくれて、私は覚めきらない意識の中で、無意識に頬をすり寄せた。



心地よいまどろみの中、何かが優しく頬を擽る。




―――ん……、くすぐったい…




………



…………



……………



くすぐったい??



何時もの朝とは違う感覚に、ハッとして目を覚ませば、



視界一杯に広がる筋肉質で逞しい胸板。



 

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