貴方の愛に捕らわれて
「帰るぞ」
それだけ告げると、腰に回していた腕を肩に滑らせ、ドアに向かう。
急な展開に狼狽えた香織が、不安げに瞳を揺らして俺を見上げ、これから始業式が始まると言う。
「問題無い」そう短く返すと、問答無用で華奢な背中を押して車に乗せる。
3カ月だ。この臆病な小鳥を怯えさせないよう、自分に一日も早く慣れるようにと、優しく見守るだけの生活を3カ月もしてきた。
その甲斐あって随分と小鳥は俺に慣れ、やっと人前でも俺に可愛い笑顔を見せるようになった。
無邪気で無防備な小鳥は、この3カ月の間に何度俺を煽り、俺の理性を試してきたか。
激しい欲望のまま華奢な身体を貪り、甘い声で鳴かせたい。
何も知らない無垢な身体に、快楽を教え込み、抱き潰すまで貪りたいという欲望を、幾度も抑えつけてきたが、それももう限界だ。